冒険者たち ガンバと15ひきの仲間

2017年10月2日

40年以上前の話になります。

ガンバの大冒険というアニメがありました。
小学校低学年だった私は、ガンバをはじめとしたネズミ達が、絶望的な中、ノロイが率いるイタチと戦う話に、一喜一憂しました。大きな敵に立ち向かう姿に感動したものです。

それからしばらくして、街の大きな書店で、冒険者たちというタイトルの本を見つけました。
表紙の絵が、どこか見覚えがあり、両親に泣きついて買ってもらいました。
家に帰って、一気に最後まで読み終えました。
何度も何度も読み返して、その度に、心が震えました。


(あらすじ)

町ネズミのガンバは毎日に退屈し、悶々とした日々を過ごしていました。
幼馴染のマンプクの誘いで船に乗り冒険に出ることになります。

船では、船乗りネズミと知り合いになり、楽しく過ごしていたところに、半死半生の島ネズミ(忠太)が現れた、大きな冒険の物語が始まります。
島では、イタチの集団がネズミを襲い、生き残ったネズミの命も風前の灯火。そんな中、助けを求めて、海を渡ってきたのです。

何百匹もいた船乗りネズミも、相手がノロイだと知り、協力を拒みます。怖いもの知らずのガンバだけが助けに行くために船で島に渡ることになります。
ところが、その船には、ガンバ以外に15匹のネズミが乗り込んでいました。

島では、まず、忠太の家族を救いに行きます。その後、生き残ったネズミ達と探すことになります。その途中で、オオミズナギドリの群れと出会い、彼らがノロイに妻と卵を殺された恨みを持っていることがわかります。

倉に避難したネズミ達との出会い、意見の食い違いからの決別、生き残ったネズミ達との合流を経て、ノロイとの最後の決戦に挑むことになります。

群れないはずのイタチが、ノロイの元、集団でネズミ達に策略を仕掛けてきます。その策略を、ガンバ達は打ち破っていきます。

先が見えない中、近くの小島に渡ることができることを知り、そこに活路を見出します。
しかし、泳いで渡るときは無防備なため、イタチの餌になってしまいます。
その作戦を成功させるために、オオミズナギドリに助力を求めにいくことになり、ガンバと仲間で一番足が速いイダテンが向かいます。

最後の日、ノロイは一気に襲ってきます。必死の防戦を繰り広げ、島ネズミを小島に渡すため、ガンバの仲間達はノロイを止めるために奮戦します。
ところが、島ネズミ達も、一緒になって戦うことを選択します。

それでも、ノロイを倒すことはできず、死を覚悟しながらも、最後まで戦うことを選んだ時、ガンバがオオミズナギドリ達を連れで戻ってきます。
オオミズナギドリの協力の元、ノロイを撃退し、ネズミ達は島への帰還を果たします。
ガンバと仲間達は、島を後にして、新たな冒険へと旅立ち、物語は終わります。


(感想)

細かいところは、改めて見直しましたが、生きていく上で、多くのことを示唆してくれていると感じました。
序盤のありふれた日常に対する不満や不安感
大きな敵を前にしての船乗りネズミ達の選択
絶望感に押しつぶされそうな島ネズミ達の行動
希望をなくさずに活路を見出すガンバ達の意志と行動力
そして、助力を貸してくれる心強い味方の存在

児童文学であり、人間は出ないため、社会性はありませんが、その分、いつの時代になっても通じる大切なものが描かれています。
たくさんのメッセージを受け取ることができ、時代であせることが無い。まさに、不朽の名作といっていいでしょう。

コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。